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isoイメージをマルチブートするの巻【その1】準備編

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【注意】EFI(UEFI)ブートには対応しておりません。最近の64bit版LiveCDはEFIブート対応なので、ここのやり方は時代遅れになりつつあるのかもしれません…。orz

更新履歴 - 最終更新日 2014.7.05

2014.07.05

  • linuxBean の grub4dos ブート設定ファイルを追加

2014.07.04

  • 追加 : Lubuntu(i386), Redo Backup, Avira Rescue System, Comodo Rescue Disk, linuxBean, KonaLinux
  • 更新 : Ubuntu, Puppy Linux, SystemRescueCd, Partition Wizard Home Edition, Clonezilla Live
  • 削除 : KNOPPIX 5.3.1, CDlinux, Porteus, EASEUS Todo Backup, Parted Magic, Norton ブータブルリカバリツール
変更内容
2014.07.04
  • Knoppix 6.7.1 7.2.0
  • SystemRescueCd - 3.4.1 4.2.0 (systemrescuecd-x86-4.2.0.iso )
  • Puppy - lupu-528 precise-571JP (precise-571JP-mini.iso)
  • Clonezilla Live - 2.1.0-26 2.2.3-10
    • clonezilla-live-2.2.3-10-amd64.iso
    • clonezilla-live-2.2.3-10-i486.iso
  • Ubuntu - 11.10, 12.10 14.04 (amd64)
    • ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
  • Partition Wizard Home Edition ファイル名変更 : pwhe.iso

解説は“マルチブート道”総本山(何)の下記ページがとてもわかりやすいのでマジでおすすめ。

マルチブート LiveUSB / LiveCD 作成ツール

isoブート専用ではありませぬ、かつ英語版ですがこんなのもありましたん。

「仕組みなんてどうでもええから、はよ作りたいねん!」な人には XBOOT をおすすめするであります。

ウイルススキャン系はいまいちかも
  • 2013.3.4 現在、eScan の現バージョンはアップデートができない様です
  • 2013.3.4 現在、Kaspersky Rescue Disk 10は、DVDブートだと kernel panic が出ます

XBOOT の方が確実かもしれません。

これって何? 3

GRUB for DOS ブートメニューのスクリーンショット

Linux LiveCD なんかのisoイメージをCD/DVDやUSBメモリ、HDに保存して起動させるYO!(そのまんまやんw)

いや、あの、この方法じゃなくても展開したファイルを適切に配置すれば起動できるわけですが、ファイル名が重複するからサブディレクトリに入れてぇ、ブート設定ファイルのパスを書き換えてーと、それからオプションを追記してェとか、かなりメンドイ作業となります。

isoブートでもチョコマカと作業は必要ですが、「展開ファイルをサブディレクトリへ、そして(以下略)」に比べたらかなり楽チン。

※「これがイケてる手段なんだぜ!」と考えてるわけではござらぬ! あくまで「目的と手段」のバランス考えて候補とする選択肢の一つ、つーことで。

尚、この方法の利点は「楽だ」ということですが、「展開ファイルを(以下略)」方式に比べ「確実性」に関しては若干落ちると思われます。

具体的な作成方法については(あくまでワシ流ですが)、別ページにて書いていく予定。

XBOOT でいいかも? orz

作ってみてから気づきましたが、これらは今では XBOOT でほぼ作成可能だったりします orz。楽に作りたいお方(誰でもやんw)は XBOOT をおススメしときます。

なんだかなぁ...

GRUB for DOS 4

ブートローダーには GRUB for DOS を使います。(ネットワークブートは PXELINUX で。)

名前からして「イロモノ」臭がプンプンしてたりなんかしますが(Linux用なのかWin用なのかどっちやねん!みたいなw)

最近ではGRUB2でもisoマウント可能だったり、SYSLINUX の memdisk でもできたりしますが、この GRUB for DOS では Direct Mapping (マウントのみ) 及び Indirect Mapping (メモリへ読み込み)の両方が可能なのです。また、色んな他のブートローダー(NTLDRとかBOOTMGRとかGRUB2とか)をチェインロードできたり、など多機能なのでメンテナンス用としてかなり重宝すると思います。

SYSLINUX の memdisk も併用で

SYSLINUX の memdisk でもisoブートが可能です。GRUB for DOS でうまく行かない時のために入れときませう。但し、違いが2点...

  • オンメモリ (Indirect Mapping 風味) 専用
  • kernel, initrd などの個別指定はできない

ウチトコの環境では Paragon Backup & Recovery などこちらの方が確実でした。小さなisoイメージならこっちが安定してるかもしれません。

  • menu.lst - Paragon の設定例
title Paragon Backup & Recovery == /bootcd.iso (syslinux memdisk)
find --set-root /bootcd.iso
kernel /syslinux/memdisk iso
initrd /bootcd.iso

起動可能なモノは? 5

この方法で起動可能なのは主に3タイプのようであります。(※ いや私は詳しいわけではありませんが...エラソーにすみませぬ。)

  1. Windows PE(2.0以降)などオンメモリ起動のモノ
  2. kernel, initrd のみで動くLinuxなど
  3. kernel, initrd ロード(小さなLinux起動)後にisoファイルを検索してマウントしてくれるヤツ

ネットワークブートでは基本的には【1】【2】のみ(サーバ上のisoファイルを指定できるモノはおk)。

尚【3】についてはさらに2種類

以下はあくまで「ワタクシめが簡単かな思てるヤツ」をリストアップしたものであります。全部含むと 2.8 GB 程になるんで取捨選択してクダサイNepia。

※ True Image, Paragon については最近のバージョンを確認しておりませぬ。違いあるかも、ご容赦。

オプション不要

タイプ【1】

タイプ【2】

タイプ【3】

  • Kaspersky Rescue Disk 10 (※ かなり重いのでいまいちかも?)
    • /rescue/rescue.iso とする(※ ディレクトリ /rescue、ファイル名 rescue.iso
    • ルート (/) に目印ファイル = liveusb = を置く
    • ※ ネットワークブートはだめ
オプション必要

※ ネットワークブートはだめ

  • Knoppix 日本語版(LCR版) - ライブCDの部屋 (バージョン 7.2.0)
    • isoファイル名指定 - bootfrom=/KNOPPIX_V7.2.0CD-2013-06-16-JA-LCR.iso
  • Ubuntu ja Desktop DVD (amd64) (バージョン 14.04)
    • isoファイル名指定 - iso-scan/filename=/ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
  • Lubuntu Desktop CD (i386) (バージョン 14.04)
    • isoファイル名指定 - iso-scan/filename=/lubuntu-14.04-desktop-i386.iso
  • SystemRescueCd (バージョン 4.2.0)
    • isoファイル名指定 - isoloop=systemrescuecd-x86-4.2.0.iso
  • Clonezilla Live (バージョン 2.2.3-10) (Debian Live ベース)
    • isoファイル名指定 - findiso=clonezilla-live-2.2.3-10-amd64.iso
    • isoファイル名指定 - findiso=clonezilla-live-2.2.3-10-i486.iso
  • Redo Backup (Ubuntu ベース)
    • isoファイル名指定 - iso-scan/filename=/redobackup-livecd-1.0.4.iso
  • Bitdefender Rescue CD (Ubuntu ベース)
    • isoファイル名指定 - iso-scan/filename=/bitdefender-rescue-cd.iso
  • Avira Rescue System
    • isoファイル名指定 - iso-scan/filename=/rescue-system.iso

ダウンロード 6

isoを直接ダウンロード可能なモノ・ネットワークブートもおk

すべてフリーで使えます。

isoを直接ダウンロード可能なモノ・ネットワークブートはだめ

すべてフリーで使えます。

インストール作業後に作成が必要なヤツ・ネットワークブートもおk

個人使用フリーです。

  • Windows 7 では「システム修復ディスク」をiso化すればで Windows RE(Windows PE 3.0 + システム回復オプション)のisoができあがるん。

基本設定 7

これらすべてで約 2.8 7 GB 程です。

尚、これらはワタクシの独断と偏見の集大成であるので、アレンジしまくリングを大推奨奉りますぅ!

サンプル : menu.lst

GRUB for DOS 大元のブート設定ファイルでありんす。

ファイル名は menu.lst に変更してクレシア

サンプル:menu.lst の keymap
  • アンダースコア _Shift-0
  • バー |Shift-半角
  • バックスラッシュ \半角

サンプル menu.lst ではファイル名は下記のようになっとりますのでバージョンとかも合わしてクリネックス。

  • Windows PE/RE - ファイル名 :
    • WinPEx86.iso
    • WinREx86.iso
    • WinREamd64.iso
    • WinREx86_vista.iso
  • True Image - ファイル名 :
    • AcronisMedia.iso (WD Edition)
    • SeagateMedia.iso (Seagate DiscWizard)
  • Bitdefender Rescue CD - ファイル名 :
    • bitdefender-rescue-cd.iso
  • Paragon Backup & Recovery - ファイル名 :
    • bootcd.iso
  • Clonezilla Live 2.2.3-10 - ファイル名 :
    • clonezilla-live-2.2.3-10-amd64.iso
    • clonezilla-live-2.2.3-10-i486.iso
  • Knoppix 7.2.0 (ライブCDの部屋) - ファイル名 :
    • KNOPPIX_V7.2.0CD-2013-06-16-JA-LCR.iso
  • Lubuntu Desktop CD 14.04 (i386) - ファイル名 :
    • lubuntu-14.04-desktop-i386.iso
  • Redo Backup - ファイル名 :
    • redobackup-livecd-1.0.4.iso
  • Avira Rescue System - ファイル名 :
    • rescue-system.iso
  • SystemRescueCd 4.2.0 - ファイル名 :
    • systemrescuecd-x86-4.2.0.iso
  • Ubuntu ja Desktop DVD 14.04 (amd64) - ファイル名 :
    • ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
  • AVG Rescue CD - ファイル名:
    • avg.isoリネーム
  • Comodo Rescue Disk - ファイル名 :
    • comodo_rescue_disk.isoリネーム
  • Kaspersky Rescue Disk - ファイル名 :
    • /rescue/rescue.isoリネーム
  • Partition Wizard Home Edition - ファイル名 :
    • pwhe.isoリネーム
Knoppix 7.2.0 ブートメニュー用設定ファイル

UltraISO 体験版では 300MB 以上のファイルの作成ができないのでGRUB用メニューを別ファイルで作成。ルートにコピーします。

ファイルの置き方
  • AVG Rescue CD は avg.iso にリネーム
  • Comodo Rescue Disk は comodo_rescue_disk.iso にリネーム
  • Kaspersky Rescue Disk は rescue.iso にリネーム、/rescue ディレクトリへ
    • ルートに目印ファイル liveusb(空ファイル)を置く
  • Partition Wizard Home Edition は pwhe.iso にリネーム

その他はそのままルートへ

* 印はリメイク作業が必要です。(※ ブートメニューの選択肢が多いので元のブート画面を使用)

  • (基本的な)isoファイルの配置
作業ディレクトリ
|
|   AcronisMedia.iso
|   avg.iso
|   bitdefender-rescue-cd.iso
|   bootcd.iso
|   clonezilla-live-2.2.3-10-amd64.iso (*)
|   clonezilla-live-2.2.3-10-i486.iso (*)
|   comodo_rescue_disk.iso
|   KNOPPIX_V7.2.0CD-2013-06-16-JA-LCR.iso
|   kx720lcr.lst
|   liveusb        --- Kaspersky 用空ファイル)
|   lubuntu-14.04-desktop-i386.iso
|   menu.lst
|   pwhe.iso
|   redobackup-livecd-1.0.4.iso (*)
|   rescue-system.iso
|   SeagateMedia.iso
|   systemrescuecd-x86-4.2.0.iso (*)
|   ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
|   WinPEx86.iso
|   WinREamd64.iso
|   WinREx86.iso
|   WinREx86_vista.iso
|
\---rescue ディレクトリ
        rescue.iso

isoをマウントする設定の基本はこんなかんじ。ダイレクトの方が早いのだけどエラー出ることあるのでエラー出たらメモリに全部読み込み。(※ 0xff 以外に hd32, 0xA0 も使えます。)

title iso_file
find --set-root /iso_file.iso
map /iso_file.iso (0xff) || map --mem /iso_file.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)

Clonezilla Live など一部のisoファイルでは --heads=0 --sectors-per-track=0 の指定が必要

Ubuntu, Lubuntu, Avira Rescue System, Bitdefender Rescue CD はタイプ【3】ですが、デフォルト設定のみ直接書いちゃりました。(真っ暗画面で止まっちゃう場合は xforcevesa 追記でイケるかも)

Paragon はタイプ【1】なので上記と同じでもいいけど、medialable を空白にしないと起動に時間がかかるので kernel, initrd, オプションを直接指定してます。

title Paragon Backup & Recovery == /bootcd.iso
find --set-root /bootcd.iso
map /bootcd.iso (0xff) || map --mem /bootcd.iso (0xff)
map --hook
# chainloader (0xff)
root (0xff)
kernel /VMLINUZP vga=0x314 language=en_US.UTF-8 medialable=
initrd /INITRD.GZ

止まっちゃう場合は kernel 行に edd=off 追記でイケるかも

kernel /VMLINUZP vga=0x314 language=en_US.UTF-8 edd=off medialable=

下記3点についてはisoファイル内のブート設定ファイルをオプションを追記したものに置換します。Windowsなら後述のUltraISOで簡単にできます。

SystemRescueCd については後述。

UltraISOでファイル置換 8

私は「English」版をダウンロードしましたが、インストール段階から日本語表示になってました。

【注意】体験版としての使用では、起動時にメッセージ画面表示、作成ファイルは 300 MB までとなります。(※ 400MB弱ぐらいまで一応大丈夫な様です。)

isoイメージ内のファイルの置換は UltraISO で簡単にできました。

下記3点(【注】ネットワークブート不可)、isoブートの為のオプション追記済みのブート設定ファイルを置換します。

  1. UltraISOで対象のisoを開く
  2. フォルダ (/isolinux, /syslinux) を表示
  3. メニュー【動作】【新規ファイル】で置換用ファイル指定
  4. 置換ファイルを元の名 (isolinux.cfg) にリネーム
  5. メニュー【ファイル】【上書き保存】

 UltraISO のスクリーンショット

※ 元のisoは *.uibak としてバックアップされます。不要なら削除しませう。

体験版は300MB制限?

systemrescuecd-x86-4.2.0.iso は 380MB 程あるのですがリメイクできてしまいました。(7 pro x64, XP Home で確認)

但し、systemrescuecd-x86-4.2.0.iso は何度も失敗して試行錯誤しました。orz

SystemRescueCd は後述の「SystemRescueCd installer for Windows」使えばカンタンです

  1. isolinux.cfg 置換 一旦上書き保存
  2. syslinux-4.06.zip をダウンロード 必要ファイル \core\isolinux.bin
  3. 再度開き【ブート情報のクリア】 isolinux.bin 削除 4.06 の isolinux.bin 追加 isolinux.bin を右クリックして【ブートファイルの設定】 上書き保存

もしもできない場合は、 sysrcd.dat, sysrcd.md5 をルートに抜き出してリメイクしてみてください。

【名付けて】“ミニ” iso 方式 9

なんじゃらほい(笑)

う〜ん、正確にはisoブートちゃうし、CoolじゃないYO!とか思ってあえて避けてましたが、よく考えてみるとこの方式って案外イケるかもしれない(笑)。

手段のエレガントさ(何)にこだわって肝心の目的を忘れちょった愚か者でありました(汗)。

Linux の起動の流れ

色々ありますんで、あくまで一般的な LiveCD の例で。

  1. ブートローダー (ISOLINUX) が起動
  2. kernel, initrd (ミニ・ルート・イメージ) をロードして小さな Linux が起動
  3. デバイスの初期化等
  4. 大きなルート・イメージをマウントして本体起動
  • KNOPPIX 5.3.1CD の例
+---boot
|   \---isolinux
|           isolinux.bin
|           isolinux.cfg
|           linux     --- kernel 
|           minirt.gz --- ミニ・ルート・イメージ 
|
\---KNOPPIX
    |   KNOPPIX       --- 大きなルート・イメージ 

さて、気になる (?) その手段とは!

  1. (大きな)ルートイメージファイル(or ディレクトリ)をisoから抜き出す
  2. 抜き出したルートイメージをルートなどに保存する
    • ドライブ(パーティション)ルートに置けばオプションで指定しなくとも自動検索されることが殆ど
  3. ルートイメージを削除した “ミニ” iso を作成
  4. ブートローダーで “ミニ” iso をマウントして起動

この方式の利点は、まずどの Linux LiveCD でもほぼ使えるであろうということ。他にも、

というわけで、“完全” isoブートに拘ってたワシはマロングラッセよりも甘かったのぢゃ(YAWARA!風味w)。

下記2点の Linux LiveCD を “ミニ” iso 方式で追加します。

※【注意】ネットワークブートは基本的には不可(※ TFTPダウンロードオプション等あらば可能ぢゃ)

UltraISOでの基本操作
  • ファイル抜き出し(抽出) -ファイルを指定して【動作】【取り込む】
  • 削除 - ファイル右クリックから
  • 【ファイル】【名前を付けて保存】(元ファイルは変更なし)
Puppy Linux precise-571JP 日本語版
UltraISO で “ミニ” iso 作成
  1. 作業ディレクトリに puppy ディレクトリ作成
  2. iso内の puppy_precise_5.7.1JP.sfs, goffice-precise_571.sfspuppy ディレクトリへ
  3. iso内から上記3点削除
  4. 【名前を付けて保存】ファイル名は precise-571JP-mini.iso とする
  5. isoを puppy ディレクトリへ保存
(ルート)
|
+---puppy ディレクトリ
|       goffice-precise_571.sfs
|       precise-571JP-mini.iso
|       puppy_precise_5.7.1JP.sfs
|
(ルート)
|
|   AcronisMedia.iso
|   avg.iso
|   bitdefender-rescue-cd.iso
|   bootcd.iso
|   clonezilla-live-2.2.3-10-amd64.iso
|   clonezilla-live-2.2.3-10-i486.iso
|   comodo_rescue_disk.iso
|   KNOPPIX_V7.2.0CD-2013-06-16-JA-LCR.iso
|   kx720lcr.lst
|   liveusb        --- Kaspersky 用空ファイル
|   lubuntu-14.04-desktop-i386.iso
|   menu.lst
|   pwhe.iso
|   redobackup-livecd-1.0.4.iso
|   rescue-system.iso
|   SeagateMedia.iso
|   systemrescuecd-x86-4.2.0.iso
|   ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso
|   WinPEx86.iso
|   WinREamd64.iso
|   WinREx86.iso
|   WinREx86_vista.iso
|
+---puppy
|       goffice-precise_571.sfs
|       precise-571JP-mini.iso
|       puppy_precise_5.7.1JP.sfs
|
\---rescue
|       rescue.iso
|

SystemRescueCd のリメイク

SystemRescueCd は UltraISO ではなかなかうまくできないので下記ツールを使用します。

SystemRescueCd installer for Windows のスクリーンショット

  1. Work directory: - 展開先ディレクトリ指定
  2. Original ISO file: - 元の systemrescuecd-x86-4.2.0.iso を指定
  3. 「Extract」ボタン押しで展開
  4. 作業先ディレクトリのファイルを直接編集
  5. New ISO File: - リメイクisoの保存先パス\systemrescuecd-x86-4.2.0.iso を指定
  6. 「Rebuild」ボタンで作成
  7. 新しいisoをルートへ

サブディレクトリへ展開

「isoそのままブート」ではなく「isoをサブディレクトリへそのまま展開」ブートであります。個人的趣味(何)のやつを入れてみました。

ネットワークブートも可能だす。(※ CIFS/NFS サーバが必要)

ルート:.
| 
|   bean1204.lst
|   bean1404.lst
 <省略>
| 
+---iso
|   |   
|   +---bean1204
|   |   |   < ここへisoを展開 >
|   |   |   
|   +---bean1404
|   |   |   < ここへisoを展開 >
|   |   |   
|   |           
|   +---konalinux-2.3_i386
|   |   |   < ここへisoを展開 >
|   |   |   
|   |           
|   +---PandaSafeCD
|   |   |   < ここへisoを展開 >
|   |   |   
|   |           
 <省略>
ブートオプション
  • linuxBean (Ubuntu 共通)
ignore_uuid live-media-path=/iso/bean1204/casper
ignore_uuid live-media-path=/iso/bean1404/casper
  • KonaLinux (Debian Live 共通)
live-media-path=/iso/konalinux-2.3_i386/live
HDインストール時の注意点

あくまでイレギュラーな手段というか正式な方法ではないので自己責任でやるべしなのであります

KonaLinux は PLoP Boot Manager + USBメモリブートでのHDインストールで問題はありませんでした。

  • linuxBean - 一応インストール完了&起動できました。だがしかし…
    1. Live起動時になぜか「設定ウイザード」が起動する
    2. インストーラー実行後に「インストールの準備」画面が出ない
    3. GRUB2にLiveブート時のカーネル・パラメータ(コマンドライン・オプション) = ignore_uuid live-media-path=/iso/bean1404 が引き継がれてしまう

修正方法...

  1. $ sudo nano /etc/default/grub
  2. GRUB_CMDLINE_LINUX="" とする
  3. $ sudo dpkg-reconfigure grub-pc を実行

小さなツール類とか

※ 小さくないやつも混じってますが(w。たまに使うかなな小さなツール類。isoだけでなく、FDイメージやカーネルそのまんまのやつとかもありんす。

すべてネットワークブートもおkだす

  1. Super Grub Disk (FDイメージ)
  2. Memtest86+ (isoイメージ)
  3. gPXE kernel(カーネルそのまま)
  4. PLoP Boot Managerカーネルそのまま)
  5. kexec-loader-floppy (FDイメージ)
  6. FreeDOS Balder (FDイメージ)
  7. BG-Rescue Linux (FDイメージ)
  8. Hardware Detection Tool (FDイメージ)
  9. Offline NT Password & Registry Editor (isoイメージ)
  10. EASEUS Disk Copy (isoイメージ)
作業ディレクトリ
|
\---tools ディレクトリ
        balder10.img
        bgrescue.img
        Disk_Copy.iso
        gpxe_all.krn
        hdt.img
        kexec-loader-floppy.img
        mt.iso
        ntpass.iso
        plpbt.bin
        super_grub_disk.img
        super_grub2_disk_hybrid.iso

バージョンが違う場合など、menu.lst のファイル名を確認しませう。

Super Grub Disk (FDイメージ)

※ Parted Magic (1,2), SystemRescueCd (2) にも入ってますけど。

単純に GRUB(Legacy), GRUB2起動ディスクとしても使えるので。

title Super Grub Disk == /tools/super_grub_disk.img
find --set-root /tools/super_grub_disk.img
map --mem  /tools/super_grub_disk.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

title Super Grub2 Disk == /tools/super_grub2_disk_hybrid.iso
find --set-root /tools/super_grub2_disk_hybrid.iso
map --mem  /tools/super_grub2_disk_hybrid.iso (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)
title Super Grub Disk == /tools/super_grub_disk.img
map --mem  (pd)/tools/super_grub_disk.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

title Super Grub2 Disk == /tools/super_grub2_disk_hybrid.iso
map --mem  (pd)/tools/super_grub2_disk_hybrid.iso (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

Memtest86+

※ SystemRescueCd とか殆どのLiveCDにも入ってますけど。

メモリ増設時とかはやっとかないとなので。

title Memtest86+ == /tools/mt.iso
find --set-root /tools/mt.iso
map --mem /tools/mt.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)
title Memtest86+ == /tools/mt.iso
map --mem (pd)/tools/mt.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)

gPXE kernel(カーネルそのまま)

※ Clonezilla Live にも入ってますけど。

ネットワークブート非対応PC用、また、TFTPの代わりにHTTPサーバを使う場合とか。。(※ CD/USBメモリ/HDブートからチェインロード)

  1. Choose an output format
    • Linux kernel (SYSLINUX/GRUB/LILO) loadable image (.lkrn) を選択
  2. Choose a NIC type
    • all-drivers を選択
  3. [Get Image] をポチっと
  4. ファイル名は gpxe_all.krn にリネーム
title Network Boot  == gPXE kernel
find --set-root /tools/gpxe_all.krn
kernel /tools/gpxe_all.krn
title Network Boot  == gPXE kernel
kernel (pd)/tools/gpxe_all.krn

PLoP Boot Manager

※ Parted Magic にも入ってますけど。

USB(メモリ/HD)ブート非対応PC向けに。(CD/HD/ネットワークブートからチェインロード)

USBメモリブート時のHDモード(HD扱い)への切替用にも

USBメモリブートに対応しているがBIOS上で「大容量FD扱い」(FDモード)となることがあります。最近のBIOSでは HD,FD,ZIP の切替(or 自動切替)が可能になっているものもありますが、2002 - 2004 年頃のPCでは「USB LS 120」「USB RMD FDD」など 大容量FD扱い固定のBIOSもありました。

この「FD扱い」でのisoブートは読み込みがかなり遅くなってしまうことが多いようです。一旦USBメモリブートした後にこの PLoP Boot Manager でUSBメモリを再選択するとHDモード(HD扱い)に切替えることができます。isoブートが遅すぎ!な際に試してみませう。(※ Parted Magic にも入ってます。)

title Boot from USB == PLoP Boot Manager
find --set-root /tools/plpbt.bin
kernel /tools/plpbt.bin
title Boot from USB == PLoP Boot Manager
kernel (pd)/tools/plpbt.bin

kexec-loader-floppy (FDイメージ)

上記同様、USB(メモリ/HD)ブート非対応PC向けに。(CD/HD/ネットワークブートからチェインロード)。Linux一応わかりまっせな人向けかな。

title Boot from USB == /tools/kexec-loader-floppy
find --set-root /tools/kexec-loader-floppy.img
map --mem /tools/kexec-loader-floppy.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)
title Boot from USB == /tools/kexec-loader-floppy
map --mem (pd)/tools/kexec-loader-floppy.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

FreeDOS Balder (FDイメージ)

※ SystemRescueCd にも別のFreeDOSが入ってますけど。

DOSどす。fdisk や format とかコマンド一式入っとるがじゃ。

title FreeDOS Balder == /tools/balder10.img
find --set-root /tools/balder10.img
map --mem /tools/balder10.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)
title FreeDOS Balder == /tools/balder10.img
map --mem (pd)/tools/balder10.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

BG-Rescue Linux (FDイメージ)

CDブート可能なら出番ない気もしますが、小さいけど結構使える FD Linux。

title BG-Rescue Linux == /tools/bgrescue.img
find --set-root /tools/bgrescue.img
map --mem /tools/bgrescue.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)
title BG-Rescue Linux == /tools/bgrescue.img
map --mem (pd)/tools/bgrescue.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

Hardware Detection Tool (FDイメージ)

※ Parted Magic にも入ってますけど。

ハードウェア情報を表示できまするん。でもFDイメージは内容古いかもしれない...

title Hardware Detection Tool == /tools/hdt.img
find --set-root /tools/hdt.img
map --mem /tools/hdt.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)
title Hardware Detection Tool == /tools/hdt.img
map --mem (pd)/tools/hdt.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

Offline NT Password & Registry Editor (isoイメージ)

※ SystemRescueCd にも入ってますけど。

Windows XP のパスワード・リセット(※ NTFSへ書き込みするので使用時は注意!)

※ 未確認ですが Vista / 7 にも対応してるようですな。

title Offline NT Password & Registry Editor == /tools/ntpass.iso
find --set-root /tools/ntpass.iso
map --mem /tools/ntpass.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)
title Offline NT Password & Registry Editor == /tools/ntpass.iso
map --mem (pd)/tools/ntpass.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)

EASEUS Disk Copy (isoイメージ)

HD to HD、partition to partition な所謂 Disk Copy ツール。対応は 1.0TBまで(Todo Backup は 2.0TB まで対応)。

title EASEUS Disk Copy == /tools/Disk_Copy.iso
find --set-root /tools/Disk_Copy.iso
map --mem /tools/Disk_Copy.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)
title EASEUS Disk Copy == /tools/Disk_Copy.iso
map --mem (pd)/tools/ == /tools/Disk_Copy.iso (0xff)
map --hook
chainloader (0xff)
rootnoverify (0xff)

めも

「Press any key to boot from CD or DVD...」

「CDからブートするなら何かキー押せ!」画面

Windows PE 系ではisoイメージ内の boot\bootfix.bin を削除していない場合は、上記のメッセージが出てるうちに何かキーを押さないと起動がスルーされてしまいます。

上記の UltraISO で削除してしまいませう。

Linux LiveCD のキーボード配列

一部の Linux LiveCD ではキーボード配列のデフォルト設定が US仕様になってることがあるので覚えておいた方がいいかも

コマンドで修正する場合は下記のどれかでいけるかも

  • setxkbmap jp (Parted Magic)
  • loadkeys jp106

尚、ISOLINUX(SYSLINUX) のブートメニュー上ではUS配列となってます。日本語配列にするには後述のファイルの追加が必要。

Linux LiveCD ブートメニューのキーボード配列を日本語 jp106 に

SYSLINUX 5.01 ではバグなのか無視されます。orz

Linux LiveCD にファイルを追加して isolinux.cfg(or syslinux.cfg)を編集

/isolinux/isolinux.cfg, /boot/isolinux/isolinux.cfg,
/boot/syslinux/syslinux.cfg などに下記を追記。2,3行目あたりでいいかと。

KBDMAP /jp106.kbd

※ 但し、アンダースコア (_) はShift-0となってます。

UltraISOでファイルの追加と編集
  1. UltraISOで対象のisoを開く
  2. 【動作】【新規ファイル】でルートへファイル追加
    • jp106.kbd
  3. /isolinux/isolinux.cfg, /boot/isolinux/isolinux.cfg,
    /boot/syslinux/syslinux.cfg などを一旦下窓へドラッグして編集・保存
  4. 上窓へドラッグして上書き
  5. isoを上書き保存
X 起動時にエラー

X(デスクトップ画面)起動時にエラーが出て表示がおかしい場合などは Ctrl-Alt-BackSpace を押して X を再起動させると直るかも。

Paragon Backup & Recovery のisoブートは不安定?

起動しない場合は、kernel のオプションに edd=off を追加するか、memdisk を使うかどちらかで起動は可能だと思いますが、CDを探しに行ってしまうようで、メニュー画面表示まで時間がかかってしまうことが多いようです。

下記の方法にて「展開ファイルを(以下略)」方式も設定したおいた方がいいかもしれません。(※ ウチの環境では明らかに起動が早いです。)

※ isoブート同様、Normal Mode のみです。

  1. paragon ディレクトリ作成
  2. bootcd.iso をファイルに展開(7-Zip, Universal Extractor などで可)
    • ※ この際ファイル名が小文字になっているか注意(dosディレクトリ内除く)
  3. 展開したファイルを paragon ディレクトリへすべてコピー
(ルート)
+---paragon ディレクトリ
|   |   <中略>
|   |   initrd.gz
|   |   vmlinuzp
|   |   <中略>

下記設定は サンプル menu.lst に 追記してあります

  • USB/CD/HD 用 menu.lst
title Paragon Backup & Recovery == /paragon/vmlinuzp,initrd.gz
find --set-root /paragon/vmlinuzp
kernel /paragon/vmlinuzp vga=0x314 language=en_US.UTF-8 medialable=
initrd /paragon/initrd.gz
  • PXE用 menu.lst
title Paragon Backup & Recovery == /paragon/vmlinuzp,initrd.gz
kernel (pd)/paragon/vmlinuzp vga=0x314 language=en_US.UTF-8 medialable=
initrd (pd)/paragon/initrd.gz

スクリーン・ショット

GRUB for DOS ブートメニューのスクリーンショット

Windows PE 2.1のスクリーンショット

Windows 7「システム修復ディスク」- システム回復オプション・メニューのスクリーンショット

Knoppix 7.2.0 ライブCDの部屋 ブートメニューのスクリーンショット

linuxBean 12.04 ブートメニューのスクリーンショット

linuxBean 14.04 ブートメニューのスクリーンショット

Puppy Linux precise-571JP のスクリーンショット

SystemRescueCd 4.2.0 ブートメニューのスクリーンショット

True Image WD Edition ブートメニューのスクリーンショット

Seagate DiscWizard ブートメニューのスクリーンショット

Paragon Backup & Recovery ブートメニューのスクリーンショット

Clonezilla-live 2.2.3-1-amd64 のスクリーンショット

Redo Backup ブート画面のスクリーンショット

AVG Rescue CD ブート画面のスクリーンショット

Comodo Rescue Disk ブート画面のスクリーンショット

Kaspersky Rescue Disk ブートメニューのスクリーンショット

Partition Wizard Bootable CD ブートメニューのスクリーンショット

Written by yassy